3月に延伸開業した北陸新幹線の敦賀駅から約2キロにある「中池見(なかいけみ)湿地」(福井県敦賀市)。ラムサール条約に登録され、「日本一新幹線駅から近い条約湿地」とも呼ばれる。自然保護に取り組むNPO法人「中池見ねっと」によると、湿地は土地の隆起でできた池に、枯れた植物などが泥炭として積み重なることで形成された。87ヘクタールの登録地内に4000種以上の生物が確認され、トンボだけでも73種と日本有数の生息地になっている。