1300年の歴史を持つ岐阜市の「長良川鵜飼(うかい)」が15日、今季最終日の「鵜飼じまい」を迎えた。開幕日の5月11日からの観覧船乗客数は計7万3101人で、昨年(5万2889人)に比べ2万212人増えた。夜風が吹き、肌寒くなった午後7時45分ごろ、かがり火で赤く染まった鵜舟がゆっくりと姿を現した。舟に乗った鵜匠たちが熟練の技で鵜を操ってアユを追うと、観覧船の乗客は感心したように見入り、拍手を送った。