御影堂と如来堂の2件の国宝建造物がある津市一身田町の真宗高田派本山専修寺で9日、浄土真宗の開祖・親鸞をしのぶ報恩講が始まった。親鸞の命日である16日まで7夜8日にわたって僧侶がお勤めをすることから「お七夜」とも呼ばれている。期間中、門前には露店が並び、参拝客でにぎわうほか、特別拝観や演奏会、講演会など様々な催しが予定される。国宝の建築物の前では、浄土をイメージした3千本の竹とうろうによる「竹あかり」も展示され、冬の夜を幽玄に彩る。