中部国際空港は27日、2023年冬ダイヤ期間(23年10月29日〜24年3月30日)の旅客便数を発表した。国際線は週219便となり、新型コロナウイルス禍前のピークだった週486便に対し45%の水準となる見込み。台湾、香港方面の便数が増える一方、中国路線は足踏みが続いており回復の鈍さが目立っている。
11月1日時点の冬ダイヤ期間の就航数を集計した。方面別ではコロナ禍後のインバウンド(訪日外国人)需要をけん引する台湾・香港向けが週52便となり、23年夏期(3月26日〜10月28日)のピーク実績より9便増える。
同じくインバウンドの中心となっている韓国路線は週59便で夏期ピークから4便減る。大手航空の大韓航空が週17便に増える一方、格安航空会社(LCC)のチェジュ航空が週7便に半減することが響く。コロナ禍前にインバウンドの主力だった中国路線は週41便で夏期ピークから1便増と横ばいにとどまる。
中部空港、国際線便数コロナ前の45%に回復
2023.10.30